青空の下月夜に舞う 2

玄関に入り、靴を脱ぎながら電気を探る。


「そうなんだ。お風呂、雄大先入る?」


――パチ。

灯りをつけ、いつも通り綺麗な玄関が視界に飛び込んで来る筈が。



「一緒に、入ろうか?」

「……――っ」


目の前には、瞬間移動したのかと驚きたくなるぐらい、雄大の顔が。



まさかの行動に、まさかの言葉。


「麻衣、顔真っ赤だし」

「だって、雄大が」

「俺が?」


いつの間にか下駄箱を背にしていて。
雄大から逃げる場所がない。



オレンジ色の玄関の灯り。
雄大の白い肌が、無駄に私をドキドキさせる。

どうしよう。どうしよう。


どんどん距離を詰める雄大。
近付く顔と顔の距離。