話しかけても、冷たい言葉を言われる。
中学に入ると、部活に没頭した。
陸上部。
走ってる時だけが、頭を空っぽにしてくれた。
そんな私の唯一の理解者は雄大だけ。
「今日もお疲れ様」
「待ってなくていいのにー」
「襲われたらどうすんの」
友達には言えなかった。
みんな好きな人とか、カッコイイ先輩に夢中になる中、親から冷たくされるのが悩みだなんて。
中学にもなって、マザコンだと思われるんじゃないかって。
「知恵さん今日父さんと外食だって。俺達も外で食う?ファミレスなら奢れるよ」
「やった!雄大の奢り~」
「さっきまで走りまくってた奴が元気だな」
「へへっ」
雄大と帰る時間が大好きだった。

