「麻衣ちゃん、だよ」
裸女の言葉に、目を丸める。
私……?
「それはどういう意味です、」
「麻衣ちゃんはね、普通の子よりも普通だよね。だから、」
私の言葉を遮って話し出した裸女……だったけど。
話の途中で言葉を詰まらせ。
眉間に皺を寄せて、微妙に悩んでいる表情を浮かべた。
「私が言っていいのか分からないけど……」
部屋が静まり返った様に。
テレビの音はもう完全に、耳に入ってこない。
「アイツ等……私もだけど」
ドクン、と心臓の音が全身を駆け抜けた。
「もう、全部知ってるよ……?」
私の目をしっかり見て。
膝の上に置いた手。
裸女が、優しく私の手を包み込んでいた。

