青空の下月夜に舞う 2



だから。私は、否定も肯定もしなかった。



「ご飯食べに行った後。電話していい?」



ほんの僅かでいいから。

甘えてもいい、かな。


私が言った言葉に、響は少し眉を曲げたけど、



「ああ」



ため息まじりに。だけど、優しさも感じられて。

響の返事に、俯き、「ありがとう」と告げた。



何をやっても変わらないなら。

今私がどうこうしたって同じこと。




硬直していた体は、いつの間にか、体の力は抜けていて。


「泊まっていけ」


響の言った事に、素直に頷き、誰も居ない内にお風呂を借りると、前使っていた部屋で眠りについた。

響は見たいテレビがある、と。リビングに残り。


私は一人、意識を手放した。



雄大の影がないこの家は。
自分の家よりも落ち着くかもしれない、と。密かに思いながら。