青空の下月夜に舞う 2


僅かに曲がった眉。


ざわざわしている胸の内。
響の瞳から。全て見透かされてしまいそう。


お父さんと電話を切ってから、さゆりさんや裸女達と笑い合ってたのに。

動揺したのは確かで。
でも、電話の直後だったのに、私の心境の変化になんて当たり前に誰も気付かなかった。


私が。いつも通りに振る舞えていたからでしょう?

それを響は気付いたって言うの?



自分の瞳が揺れるのが分かる。

頬に伸びていた指は、耳へと移り、後頭部に回された。

距離は次第に近付き、ゆっくりと、響の胸に私の頭が収まる。



「顔見られて動揺するなら、見ねえようにしてやる」



視界は。
響のTシャツと、デニムだけになった。