青空の下月夜に舞う 2


「俺、遠回りとか、無理なんだよ」


一体何を話し出すのだろう。
話の内容よりも先に伝えられた響の想いは、意図がわからないから、理解に苦しむ。


「聞いてもわかんねえ事あるし、でも聞かなきゃ尚更わかんねぇ」

「……何の話?」


視線は合わさないまま。
テレビを見ながら響は話している。


「例えば、晩飯が気になるとするだろ」

「……は?」

「素直に母親に聞くやつも居れば、楽しみにわざと聞かない事もある」

「ああ、うん」

「でもそれは晩飯の時間になれば答えは出るだろ」

「そうだね」

「どんな答えを選んでも結果は同じだろ。要するに」


……こっちが要するに、なんだけど。
何の話なんだか本当に分からない。