青空の下月夜に舞う 2


「昨日見に行ったの?」

さゆりさんが裸女に話す。

「ううん。この前追っかけられたばっかりだから、女は家に居ろってさ。私もさゆりん家行けばよかったしー」

と、裸女。


「ややこしいの?今。昨日ラインで小競り合いがデカくなりそうって奈緒から来てた」

リカさんが言う。

「噂なんじゃない?昨日慶太郎ん家に来てた子等は怪我してなかった~」



カナさんはスマホをいじっていて、会話は三人で進む。

ぼんやりとしか理解出来ない内容は、私が聞いていても仕方ないからいいや、と。

口に広がるアイスの甘さを一人堪能する。


慶太郎、の言葉に。響からの電話……と頭をよぎり、先程携帯を開いてみたけど、いつもとかわらない待受画面だった。

携帯を閉じる音が、地味に頭に残る。


これじゃあまるで、待ってるみたいだ。私が。