結局、みけネコお父様はものの15分で
メカジキのムニエル野菜あんかけと、かぼちゃのポタージュ、にんじんサラダ(特製ドレッシング付き)と、骨付きチキンのグリルを創り上げた。
「ふぅ、会心のでき♪」
と、満足そうにしているお父様の隣でむ゛ーと眉間に皺を寄せているペルシャ砂糖さん。
みけネコお父様と自分を比べちゃダメですよ、砂糖さん!
だってみけネコお父様は本場のフランスで修行してたし、その後は一流ホテルの一流シェフの経験だってあるし
とにかく料理に関しては素晴らしい経験をお持ちなんですから。ネコのくせして。
ペルシャ砂糖さんは血統書付きのお嬢さまだからっ。
と言う視線を送ってみる。
ホントのところペルシャ砂糖さんが何を考えてるのか分からず、私もいいアドバイスができない、ってとこなんですけどね。
その後はなんだか不穏な空気のペルシャ砂糖さんと、
そしてペルシャ砂糖さんのプライドを傷つけてしまったという自覚は一応あるのかペルシャ砂糖さんにひたすら気を遣っているみけネコお父様、
そして―――…何事か考え事をしているのか…ってかこっちはいつも静かだから何を考えてるのか全く分からない黒猫。
重苦しい空気の中、食事を終えて
その日私は早々に財津家をおいとました。
――――
それから三日。
私が浩一から告られたことを黒猫に報告したあとも、いつも通り…
てわけには行かず…
黒猫とはなんとなくギクシャクしちゃって、お勉強のときも黒猫はどことなくよそよそしかったり。
『朝都も、隠し事多いよね』
やっぱり私の中でもあの言葉が引っかかってる。



