「そのときは倭人の想い人がカテキョのアサちゃんだって知らなかったからさ~
『何で?気が変わった??』としか思ってなかったけど、
その何日後かに気付いた。なるほどね~って♪」
にやり
トラネコくんは意味深に口の端を歪めて私に笑いかける。
「ちなみに倭人の好きなの、年上の…しかも教師ものだよ?
今度白衣姿で迫ってみたら?♪」
トラネコくん…いらん情報をどうもありがとう!(怒)
「と言うか…私たちまだ明るいうちからこんなお外で何話してるんだって感じよ」
私は呆れたように吐息をついてコーヒーを一飲み。
「俺、こー見えてもいつも真面目だよ?
倭人と進展するようにこれでもアドバイスしてんの」
とトラネコくんは口を尖らせる。
「どこが?倭人の秘密をバラしてるだけじゃない」
まぁ秘密って程でもないけど。
「つまり、あいつはアサちゃんとそーなりたいって少なからず思ってるの。
用はタイミングだろ?
誰も邪魔されないところ入っちゃえばいいんだよ」
誰も邪魔されないとこ…か…
そんなんあるのか?
黒猫のおうちはお父様がいつ乱入してくるか分かったもんじゃないし。
私のおうちでもいいけど…
考えてカッと顔が熱くなった。
あのちっちゃなベッドでことに及んだら、一ヶ月は私あのベッドで眠れない。
(想いだしちゃいそうで危険過ぎる)
バイオハザード変態ウィルス繁殖場になるに違いない!
「てか、何でキミはそんなに私たちの仲に必死(?)なのよ」
私が目を細めると、トラネコくんはギクリとして顔を強張らせた。
「ははぁ。
カリンちゃんを倭人に取られないように既成事実つくっておけ作戦だな」
私が指摘するとトラネコくんはまたも視線を泳がせてあさっての方を見た。
図星か。
まぁ、考え方が子供っぽくて可愛いんだけどね。
内容は全然可愛くないが…



