「何だ…それぐらいだったら可愛いもんじゃない」
私は「なんだそれぐらいか…良かった」と言う意味でため息。
「アサちゃん寛容なんだね~」
とトラネコくんはちょっと羨望のまなざし。
「寛容てか…健康な男子だったらそれぐらいは…ダテに歳くってるわけじゃないの」
ふん、と言ってやると
「そこまで理解ある女子ってのはなかなかいないよ?
果凛に知られたら俺
『亮ちゃん不潔!』って嫌われるに違いない」
「あー…まぁ確かに…カリンちゃんには刺激が強そうだわね」
「そーなんだよね。あーでもサ♪
半年ぐらい前に借りたDVDが結構良くてサ。
『女カテキョと男子高校生の教え子』って言うシチュエーションでさ~」
ブーーー!!
私は飲んでるコーヒーを吹き出しそうになって慌てて口元を押さえた。
そんな私の動揺とは裏腹にトラネコくんは楽しそうにお喋り。
「笑えるのが俺が貸してやるっていっても倭人そのとき、すっげぇ冷たく
『いるかバカ』って一言」
トラネコくんのその話にほっ…
黒猫見なかったんだな…
てか、クール??
「だけどさー後日談があってさー
倭人、何週間後かに
『こないだのDVDあるか!』って俺の部屋の扉を蹴破る勢いで入ってきたんだぜ~?♪
返しちゃったあとだからなかったケド」
トラネコくんはケケケとまたも笑い、
私は
さー……
足元から灰化していく感覚が…



