Chat Noir -バイオハザー度Max-




一週間の我慢だ。


会えなくても電話とかメールもあるし。


ちなみに、このことが黒猫の担任の先生からみけネコお父様の耳に伝わり、


みけネコお父様の雷が落ちたのは


言うまでもない。


『うちのバカ息子が!


ごめんね朝都ちゃん。勉強がなくても一週間分の給料はちゃんと払うから』


とみけネコお父様は私にも平謝り。


いや…お金は好きだけど…お給料の問題じゃなくてね…


『倭人は一週間外出禁止!!脱出したことが判明したら一ヶ月に延長!』


みけネコお父様はぷりぷり怒ってた。


まぁ、仕方のないことだよね。


一ヶ月の外出禁止は辛い…大人しくしてるのが懸命ね。


一週間の我慢だ。


……一週間の…






………な、長い………





そう気付いたのは、初日の夕方。


しょっぱなからこれじゃぁね。


しょうがないから研究のマウスでも相手にするかぁ。と思ったケド、実験中のマウスでさえ


ぷいと私におしりを向ける。


「…こ、こいつ!可愛げない!」


ムカっとなって逃げ惑うマウスを意味もなく捕まえてみる。


「ちょっ!先輩!!何してんスか!」


と後輩くんが私を止めにかかって


「キーキーっ(や゛ーーー!)」


手の中でマウスが悲鳴を上げているときだった、


ガラッ






「あ。浩一先輩。


もー、朝都先輩を何とかしてくださいよ。この人、ホントにわけ分かんないス」





後輩くんの泣き声交じりの声に私は思わずマウスを掴む手を緩めた。


油断した私の手の中でマウスが反撃。


カプッ!(離せ、バカ女っ!)


「いっ!」


私はマウスに指先を噛まれ思わず手を離すと、マウスはゲージの中へ落とされて逃げるようにそそくさと隅に走り去る。


ちょっと振り返ってまたもぷいと顔を逸らすマウス。


(ざまぁ)と言われているようで、またもムカ。


※マウス語訳:朝都





私は噛まれた指をさすりながら、


「……大丈夫かよ」


浩一が少しだけ驚いたような表情を浮かべ、私は何でもないように慌てて手を背中に隠した。