黒猫は何て答えるだろう。
顔を赤くして「知らねぇよ」ってまた顔を背けるかな。
たぶんそうだよね。だって黒猫だもん。
でも黒猫は顔を背けずに、にこっと笑顔を浮かべると、
「ねぇご褒美は?」
と的外れなことを聞いてきた。
「私の話、聞いてなかった??私のどこが…」
「ツナ缶とかって言うオチはなしね」
黒猫は頬杖をついてにこにこにこ。
こいつ―――可愛い顔でさらりとかわしやがって。
「ツナ好きじゃないの?好きそうよ?(猫だし)」
諦めて話にノると、
「好き」
と、真剣な答えがかえってきた。
「ツナがね」
ああ、そ。私のことじゃないのね。
―――私の黒猫は可愛いけど、可愛くない。
てか意地悪だ。
私が見てないときにすりよってくるくせに、私が手を差し出すと、とことこと行っちゃう。
ま、猫ってそうゆうもんか。



