今日のお夕飯はハンバーグと付け合せのお野菜。黒猫ご所望のタマネギの炒め物。
味噌汁。
ツナサラダとごはん。
な…何とか無事にできた。
すぐ隣でフェロモン垂れ流しの可愛いネコが手伝ってくれて、私は料理中だと言うのに悶々としていた。
いっときはシンク下に隠してある“だいごろー”を一気飲みして気分を紛らわせようとしたけど、さすがに黒猫もドン引きだよ。
ってことで、発情期の飼い主は料理を作るのも一苦労でございます。
「「いただきます」」
黒猫と向かい合って、手を合わせる。
はじめて“カレシ”に手料理らしい料理を振舞った。
黒猫は……どんな反応するのかな…
ちょっと緊張した面持ちで、ドキドキ黒猫を見ていると
ハンバーグを一口くちに入れた黒猫は
「うま♪」
とご満悦。
幸せそうに頬をほころばせちゃって……可愛すぎだ、ちくしょうめ。
「このハンバーグだったら、ごはん三杯はいける!」
私はあんたの笑顔だけでお腹いっぱいだよ。
って、またもバイオハザード変態ウィルス復活。食事中だと言うのに活動を休んでくれる気配ゼロ。
しかし…
高校生ってのは良く食べるなー…
黒猫はごはんと味噌汁を一杯ずつおかわりして、ハンバーグをはじめとするおかずをきれいに平らげた。
私なんて小さめに作ったハンバーグを半分しか食べてないのに、黒猫はもう食べ終わってる。
食後のおやつにまで手を伸ばして、お魚ビスを食べ始める黒猫。
「あげる」って言ってないのに勝手に開けてるこの自由さ!
さすがネコ…
てか発情期なるものがあるくせに、悪さをしてこなさそうな雰囲気でマイペースにお魚ビスを口に入れている黒猫。
「まだ食べるの?」
「まだ全然よゆーだし。
朝都はまだ(ビール)飲むの?」
と意地悪を返され、私は引きつった笑みを浮かべた。
私が迂闊だったわ。高校男子の食欲を舐めていたようだ。



