大学の帰りに私のアパートの最寄り駅で黒猫と待ち合わせ。
「親父さー。今日ペルシャ砂糖さんの家族の人と食事会だから、夕飯ないんだよね」
いつもはみけネコお父様がお店に出勤する前に倭人の食事を作っていくらしい。
「あと味噌汁。ワカメじゃないやつ」
黒猫はどうやら私の作った味噌汁が気に入った様子。
近くのスーパーで材料のお買い物をして、でもフルーツコーナーに行くとさくらんぼが売ってた。
赤くてつやつや。おいしそ~だったケド、黒猫との会話を思い出して慌てて目を逸らした。
チェリーの茎を舌で結べる人ってキスが上手だとか言うよね…
あの噂、ホントだったみたい。
黒猫…何気にちゅー、上手だしぃ??
ちらり、と黒猫の横顔を見る。
黒猫はバイオハザード変態ウィルスフィルターにかかった私の視線に気付かずに、マイペースにたまねぎをを手にとっている。
バイオハザード変態ウィルスフィルターが掛かってるからか?
黒猫の周りがきらきら、ピンクのオーラが漂っている。
食欲が満たされれば、次は…?
とちらりと考えて私は慌てて顔を振った。
「ね、ネコにたまねぎはダメよ」と黒猫の手からたまねぎを奪うと、
「そーなの?
てか普通ハンバーグに入れんだろ?
ハンバーグ以外でも
俺、結構好きだけど」
と黒猫は目をぱちぱち。



