「あの人……コーイチ??…サン…俺から見たらやっぱり大人の男だし」
「は?浩一が??」
“大人の男”って言う単語に思わず笑ってしまった。
まぁ、ああ見えて一応成人してるし、
そりゃ時々“大人の男だな~”そう思うこともあるけど、基本あいつは悪ガキ少年がそのまま育ったって感じだ。
「大人のイメージはさ……金持ってるだろ?車も運転できるし。タバコや酒だって堂々とやれるし」
浩一…お金は……どうか知らないけど…まぁ金持ちではないと思う。車は…持ってたかなアイツ。
「なに、あんたタバコやお酒に興味があるの?」
私は黒猫の意外な言葉に目をぱちぱち。
まぁ男の子ってちょっとそうゆうワルい(?)ことに憧れる時期ってのはあるよね。
やめなさいよ~あんなの体に毒なだけだから。と、両方止められない私が言えることではない。
でも
「興味?いや、ない」
黒猫はあっさりきっぱり。
あっそ。
「ほんのたとえだよ。免許持ってたら朝都をドライブに連れて行けるし、働いてたら、どんな店に入ってもいつでもかっこよく朝都の分まで払えるし」
何だ…そんなこと考えてたの??
やっぱ発想が子供で可愛いな♪
「電車でだって遠出できるじゃない。それに今は私たちの世代でもデートは割り勘カップルが主流なの。
気にすることじゃないし」
明るく笑って黒猫の髪をちょっと撫でると、
黒猫はくすぐったそうにちょっとだけ笑って、
「俺、朝都を満足させられるようがんばるよ」
と白い歯を見せてにこっ。
て、天使スマイル!!
に、一瞬怯みそうになったが、
ま、満足とな!!



