私たちカップルの話で男子たちはひとしきり盛り上がったあと、
「んじゃ、仲良しさん。あとはお二人で~」
と退散していった。
「カリンちゃんどこ回る~」とやっぱりちやほやされているカリンちゃん。
カリンちゃんは最初、ちょっと不安そうに私たちを見ていたけれど、やがて男子たちに相槌を打ちながら、廊下の奥へ向かっていった。
「ねぇ…あの浴衣の子…カリンちゃん?同じクラスなの……?
ず、随分仲良さそうだけど…」
「あー、同じクラス。あいつも幼馴染。亮太と果凛と俺、同じマンションだから。腐れ縁だな」
「そう………だったの?」
なんか拍子抜け。
「何、ヤキモチっすか?」
黒猫が意地悪そうに口の端で笑ったから、
「違うよ。仲良さそうだからあんたの元カノかと思ったの」
と私も意地悪で返してやった。
「仲良さそうかぁ?あいつは幼馴染っても妹みたいなもんだよ。
いっつも亮太と俺にくっついてきて、まぁマンション同じだし、小さい頃はそれなりに家に出入りしてたけどな」
「ふぅん」
妹―――…かぁ
「ふぅん♪兄貴気取りめ」
「うっせぇ」
黒猫は照れ隠しに大きな手で私の髪をぐしゃぐしゃ。
いつも私がする方なのに、されるとすごく新鮮。
「校内でイチャついてんなよ~って、倭人ジャン」
とまたもさっきと違った通りかかった男子たち二人組み。
そんな感じで結構声を掛けられるけど、全員メンズだった。
黒猫は女の子とはあまり仲良くないみたいだけど、男子には人気みたい。(変な意味じゃなく)
女子と話すよりも男子とつるんでた方が気が楽って感じかな。
とりあえず
安心♪



