「暇やなー。よし、帰るでっ?」 私はさっと立ち上がった。 はあ、とため息をついた美沙子。 「あんたって子はなぁ…。」 「あははーっ。やけど、先生きぃーひんし。」 「ほんまや。呼びに行くで」 「えぇ…」 「ほら、行くで!」 ぐい、と手を引っ張られ教室を出る。 むん、とした熱気に包まれ、さっきとのギャップに余計に暑い。 「あっつー!」 叫んでみても同じ。 とにかく、暑い。