魔王のオモチャ






『おい、アイツ
血なくなりすぎてブっ倒れるんじゃないか?』






『ちょっと!それはまずいわよ!

ギーラ、あんた治してあげなさいよ!
あんた治癒力あるでしょう!?』








『 ( チッ。役立たず共が!治癒力もないのかよ )

仕方ないな…』











そう言ってギーラが俺に近づくと
俺の肩に手をかざした

そこから光が出てきて
どんどん傷が治っていった











す、スゲェ…

治癒力…スゲェ…


俺も欲しいな…治癒力…










『ギァァっ!!』



『グギャァっ!!』










ギーラの力を見ていたら

後ろから下級悪魔の悲鳴が聞こえてきた










『な、なに!?』



『うるせぇぞ、てめぇら』










ブランは騒いでいる下級悪魔の方に向かった









『…い、行っちゃダメっ!ブランっ!!』





『はあ?……なっ…ッ……』










マーリが何か分かったのか、ブランを呼び止めると、いきなりブランが倒れた

ブランは右手を抑えて、前を睨んでいた









「チッ。浅かったか…」









声の主は、剣を持っていて
その剣からは、ブランの血のようなものがついていた

声の主は俺もよく知っている…








「勇者から離れなさい!!」








俺が好きになった綺麗な顔のシャーナだった

シャーナは俺の近くにくるとギーラに剣を振るい俺を守るようにギーラたちの前に立った