魔王のオモチャ







「魔王の命令で…

俺を守りに…?」









『そうだよ
僕らは、今すぐにでもあなたを殺したいけど…

魔王に嫌われたくないから
仕方なく守っているだけだよ』











魔王に嫌われたくないからって…

普通は魔王に逆らったら怖いからとかじゃないのか…?










『おい、早く勇者の剣とやらを取ってこいよ

こんなとこ早く出たいんだよ』








『そうよそうよ
早く取りに行ってよ』










マーリとブランってヤツは

俺をゴキブリのように汚いような目で見るとしっしと手を振り払った











コイツら…っ!

人をゴキブリのように扱いやがって…!!










俺はそのまま奥に向かおうとしたら…








「いっ…!」








下級悪魔に噛まれた肩から血が出て激痛が身体中に走った










『ああ…
下級悪魔に噛まれたら、それは痛いよね?

僕らに噛まれるなら
身体は麻痺して痛みなんて気にならない

痛みより気持ちいいって思う方が強いと思うよ


もっともっと噛んで…って人間言うからね』











ギーラは可愛くクスッと笑って
自分の牙を見せてきた

まるで試してみる?って感じで…











試したくないし…

それに、お前も死ぬだろ…





と思いながら、俺は上級悪魔を横目で見て肩を自分の手で抑えながら奥に向かった









くそっ…

血が止まらない…









下級悪魔が思いっきり噛んだせいか
手で抑えても血が止まらない









ヤバい…

頭くらくらしてきた…








俺は、貧血を起こし始めていた