魔王のオモチャ






『血…っ!
血…ぁ…いぎやぁぁぁっ!!』







俺の肩を噛んだ悪魔がいきなり苦しみだして、その場に倒れた









な、なんだ…!?

どうしたんだ…!?










『馬鹿か

俺ら悪魔が神聖な勇者の血を飲んだら
それは死ぬに決まってんだろ』







『仕方ないわよ

下級悪魔なんだから、そんな知識あるはずないじゃない』







『……ふ、二人ともー!!
僕を置いていくなんて酷いよぉ!!』










急に背後から声が聞こえ振り向くと…

下級悪魔が道を作るように間をあけ、その間から三人の美形が倒れている悪魔を見て言った









なっ…誰だ、コイツら…









『あっ、まだ勇者生きてるよ
よかった〜』





『おい、てめぇらコイツに手出すんじゃねぇよ、ほら散れ』







『キャっ。ここ汚いっ!!

下級悪魔の血がたくさんあるじゃない!
掃除くらいしなさいよ、あんたたち!』










三人の美形は下級悪魔に下がれと指示していた










ど、どうなってるんだ…っ?



こ、コイツら…中級…
いや、顔からして上級悪魔か…?



なんでそいつらが

下級悪魔に俺を攻撃するなと言っているんだ…?