「追いかけなくていいの?勇者ちゃん?」
後ろを振り向くと、シュンがニヤニヤと笑って立っていた
「……これが狙いだったのか、シュン」
「なんのことかな〜?」
シュンは分からないって顔をしながら、笑って言ってきた
「シャーナを俺から引き離して
自分が、シャーナを手に入れようとしたんだろ!」
コイツは分かっていた
俺がシャーナに少し好意を抱いていたこと…
好きって自覚はなかったが…
今気付かされた
シャーナは、いつも俺を気づかってくれていた
魔王を倒すための駒扱いかもしれないが…
いつも俺が危ないときは助けてくれた
そんなシャーナに少しずつ俺は惹かれ始めていた
今、シャーナを失って気づいた
俺は、シャーナが好きなんだって…
それを邪魔に思ったシュンは
俺を罠に嵌め、シャーナを手に入れようとしたんだ!

