魔王のオモチャ






「本当にどっちが本物なんですか⁉︎」





『俺だ!』 『俺です!』









はぁ…

一体どっちなんだよ…










『ちょーっと、待ったぁ!
俺が世界で一番の弓使いだぜ!』





『いやいや、僕が一番の弓使いだよ!』





『お前ら、嘘つくんじゃねぇ!
勇者様!俺が本物です!』







「えっ⁉︎ ちょ、ちょっと、ちょっと!」











また大きな声が聞こえてきたと思ったら…

俺の周りにたくさんの弓使いが俺を囲んで、そんなことを言ってきた











『俺だ!』


『偽物は黙ってろ!』


『偽物はお前だろ!』





「お、おい!いい加減にしてくれぇぇ…!」










俺はたくさんの弓使いの中に埋もれていた









一体……

だ、誰が本物なんだぁーー!!










「おい、しっかりしろ…

こっちに来い」










俺は大きな声の中、透き通るような低い声が聞こえてきて、俺は誰かに腕を掴まれ、弓使いの中から出た

腕を掴んだやつは、俺をそのまま弓使いたちにバレないように、すぐに建物の中に入れた