魔王のオモチャ






〜 ブラン 視点 〜











『………………っ…あ?』










目を開けると………

目の前に、勇者と魔導士の女が


はぁ…はぁ…と息を切らしながら
床に座り込んでいた




俺は今の状況が理解出来ず、ギーラたちを見たら

ギーラたちも不思議そうな顔で勇者たちを見ていた











「…………はぁ……ギーラたちに聞きたいことがあるんだ…」











俺らの着ている服が濡れていることに気づき、俺らは魔王の父親みたいなヤツに攻撃されたんだということを思い出した










『……………聞きたいこと?
それなら、まず僕たちの質問に答えてください』





「………ああ、分かった」











ギーラは、今の状況に混乱しながらも
勇者を睨みつけて、そう言った









『………………魔王…
魔王は、どこにいるのですか……』










ギーラは俺たちが一番に気にしていたことについて、勇者に聞いた




周りを見回しても
魔王の姿や勇者の仲間や、あの魔王のオヤジとか名乗るヤツがいなかった

俺らが、氷づけにされている間に
魔王……


魔王は、どうなったんだ……っ!









「トヨは…………
女王様に連れて行かれた……」




『それはあの状況を見たら分かります
僕が言いたいのは、魔王は………

生きているか……ってことです』









あの女に攫われたのなら……

人間に戻された魔王は………


逃げ出せずに、死刑にされているかもしれない……っ!









「大丈夫。たぶん、まだ生きてるよ」



『たぶん?たぶんとは、どういうことですか!』









勇者は、俺らが氷づけにされていた間……

空白の時間に何があったのか教えた


俺らは嫌な予感がして
すぐに魔王を助けに行こうとしたが……



勇者が俺らを止めてきた










「次は俺の質問に答えろよ!」






『あなたにかまっている暇はありません!
魔王……魔王が僕を待っているんだ!』




『私!を魔王は待っているの!
待ってたぜ………って言って抱きしめてくれるわ……っ////!!』




『お前ら、イタイ妄想してんなよ!
俺が魔王を救い出す!!

魔王を抱くって約束を守ってもらわねぇとな』




『はぁ!?イタイのはブランだろ!
魔王を抱く?魔王は抱く派なんだよ!

そんなんだから魔王に嫌われるんだよ〜
信頼してない!とか言われてたもんね!』




『言っておくけど!
魔王は、ギーラにも言ったつもりよ!

あなたたち野蛮な男を魔王が信頼すると思ってるの?


はあ……私だけだわ
魔王が信頼しているのは』





『『それは、こっちのセリフだ!!』』






「お、おい………」












冗談じゃねぇぞ!!

こいつらと同レベルなんて……っ!


俺は絶対に魔王に好かれてる自信ある!


魔王は、ツンデレだからな……
俺に素っ気ない態度をとっても、ベッドの上では甘えてくるからな!



絶対にコイツらよりはマシだ!
信頼されてねぇのは、お前らだ!