魔王のオモチャ







〜 光 視点 〜









「と…よ……っ」








『てめぇに、トヨなんて言われたくねぇんだよ

ほら、反撃しないと死んじまうぜ?』











クソッ………

戦うしかないのかよ…っ!








俺はトヨの過去を見たから
トヨがどれだけグレンダを愛していたか分かる

だけど、裏切られたと思い
誰一人信じられなくなり、人間を滅ぼそうとしている……









ダメだ、そんなの!!

トヨをどうにかして止めないと……っ!











「……っぐ……!」






『おっと………
ははっ。ようやく、戦う気になったか?』











俺は、トヨの手を離そうと
トヨに剣を振るい、トヨから離れた


トヨは、それを攻撃だと思ったらしく
ニヤニヤと笑い、ほら来いよ…と言ってきていた












どうすればいい……

どうすれば…


トヨも仲間も傷つかずに済む…?












『……………まだ甘いこと考えてるみたいだな…
なら、本気にさせてやる

ギーラ。
そこで寝ている奴等を殺せ』








「なっ……!」







『はい、魔王』











ギーラは、トヨの言葉に笑顔で返事をすると
ギーラから一番近くにいたニーナの元に足を運び髪を掴んで手から魔術を出していた










『ニーナ…っ!』







『おっと、シャーナはそのまま黙って見てろ。

ギーラのすることの邪魔すんじゃねぇぞ』







『くっ……!』








『さあ、勇者。

俺らを倒さねぇと、お仲間が死んでいくぜ?』








「トヨ!お前……っ!」






『ふはははっ。』











俺は、トヨを止めるすべはない……
トヨは、人間の心を取り戻してはくれないと思い

剣を握りしめ、トヨを睨んだ