〜 ギーラ 視点 〜
『なん…で……魔王…っ』
僕は、目の前にいる女を睨みながら
倒れて悔しがっているブランをチラリと見た
ブランは……
もう戦える状態じゃないな…
チッ。役立たずが!
ブランは、女から結構なダメージをくらっていて、立てないほど酷い状態だった
僕がブランを治している時間はないね…
この女……僕たち…
いや、悪魔を恨んでるみたいだし…
魔王、あなたは……
この女に何をやったの…?
なんで、この女を悪魔にしたの…
魔王に言いたいことは、たくさんある
だけど今は、この状況をなんとかしないと……
『なに、あれ…
あの女…悪魔よね…?
どういうこと…?』
僕たちの様子を見ていなかったのか
困惑しているマーリが僕らのもとに来た
チッ。クソ…
本当は、嫌だけど…
やるしかないじゃないか…っ!
『マーリ。説明は後でするよ
ブランが動けない以上
二人掛かりで、あの女を倒すよ
油断はしないでね
ブランが一瞬でやられたんだ
あの女は、僕たちの何倍も強いと思って戦った方がいい』
『えっ……
分かったわ、やりましょう』
マーリは、倒れているブランの様子を見て今の状況を理解したらしい
さすがだね…
魔王の側近に選ばれるだけはあるよ

