〜 ギーラ 視点 〜
どうやら、マーリの方は片付いたみたいだね…
『僕らもそろそろ決着をつけようか』
「……っ…」
『君、あの勇者が気になりすぎて
僕との戦いが疎かになってるよ
僕もね、早く片付けたいんだよ
魔王がいつ現れるか分からないから
あの二人が魔王に言い寄るのを阻止しないと…』
魔王が現れたら
二人は絶対に魔王の傍に行く
そうされる前に僕が魔王の傍に行かないと…!
「……あなたたち、本当に魔王のことが好きなのね…?」
『好き?
好きなんてもんじゃないよ
愛してるんだ』
好きなんて言葉で片付かない
愛してる…!
魔王を愛してるし
魔王に愛されたい!
僕は他の悪魔よりは魔王にとって特別にされていると思うけど…
あの二人も僕と同じ位置だ
僕は魔王の部下として終わるつもりはない
魔王に愛される存在になりたいんだ!
今すぐにでも二人を殺したいけど…
魔王に嫌われるからしない
ああ…
どうすれば魔王…
あなたの心が手に入るのかな…?

