【聖夜side】 如姫がいなくなった部屋は痛いほどの静寂に包まれていた。 雪以外の全員は、現状の把握すらしていない。 「如姫が、裏切った…?」 誰にともなく呟いた言葉が、胸に重くのしかかる。 嘘だろ? だって、如姫は俺達の仲間で。 昨日も変わりなく話してて。 それに、如姫は、誰かを裏切るような奴じゃない。 真っ直ぐで純粋で、嘘すら付けないような裏表のない奴なのに。