「出ていけ」 雪からくだされた判決は、たった一言。 至ってシンプルなものだった。 「、元からそのつもり。それと、雪」 冷たい声のまま、名前を呼んだ。 関東のトップ、絶対的な人、そして… …私の愛しい人の、名前を。 「別れるってことでいいんだよね?…裏切り者が彼女なんて、嫌でしょ?」 「…あぁ」 「そ。んじゃ、バイバイ」 呆然としている幹部を放って、外に出た。 出るときに『大好き』と呟いたのは聞こえなかっただろうか。