「どうして、今日、この時間、人が少ないことを知ってたんだろう?」 しん、とさっきよりも静まり返る部屋。 誰も目を合わせようとはせず、どこか別の場所を見ている。 「ここまで言えば私の言いたい事は予想できるかな?本題に入るね?」 心臓の脈打つ音が早くなっているのがわかる。 言いたくない、こんなこと。 でも言わなくちゃいけない。 「私──みんなを裏切ったの」 笑顔を崩さないまま告げた私は、とても残酷だ。 「……な、は…?嘘、だろ…?如姫…」 「待てよ、如姫、」 「如姫って呼ばないで」