「ちょ、ちょっと待っててね……っ!!!」 春樹にそう告げてから、トイレに駆け込む。 友希ちゃんは、さっき帰ったし。 校舎には、吹奏楽部と、私と春樹しかいないはず。 トイレの鏡で自分の顔を見て、ほっぺをパチッと叩く。 「よしっ!!、」 ドアの前で気合を入れると ガラッとドアを開けた。 よし。 私、今から伝えてきます!!!!