奇聞録二巡目




まず、確認しておかなくてはならいのは、その場所に営みがあったと言う事。


今ではすっかり廃墟に成ってしまった場所にでもだ。


それを踏まえて廃屋に入る。


いたずら書きや、浮浪者の生活の跡。


それも踏まえて何だこれは。



なぜ、ここに自分の名前が書いてあるんだ?



あ、誰か来たみたいだ。

本当に人の好奇心とは抑えられるものではないのか?


どれ、目立たないように先に出よう。



「きゃあぁっ!!」



いけない、いけない。ついつい驚かしてしまったか。


「あ、すいません。」


「な、なんか声が聞こえるんだけど!」

「や、ヤバイって!早く出ようぜ!」


ああ、かなり慌てさせてしまった。申し訳無いな。



「○○さん!お帰りください!○○さん!お帰りください!○○さん!お帰りください!三回だよな!三回言えばいいんだよな!!」



ん?何で私の名前を呼んでるんだ?というか、何で知っているんだ?



「何で私の名前知ってるの?」


私は返事をした。




「ギャアーっ!!」



彼等は逃げ出していった。

何だよ〜こっちがビックリだよ!



あれ、私はこの家から出られない・・・。


何故だ・・・。どうしてだ・・・。