二百文字小説【小さな玉手箱】

《97.着信メロディー》

 通勤電車は超がつくほどの満員。

 身動きがなかなかできなくて嫌になる。

 それなのに、携帯電話の着信メロディーが。

 取り出そうとしたら途中で音楽がきれる。

 どうやら、近くにいた人の着信だったらしい。

 鳴るのもなんだしと思って今度はマナーモードにする。

 そして、電車から降りたら設定をオン。

 すると、今度は背後で同じ曲が。

 お気に入りの曲なのだけど、最新ヒット曲なので使っている人が多い。

 間違えるので変更するしかなかった。