二百文字小説【小さな玉手箱】

《93.秘密の天職》

 遊園地でアルバイトをはじめた。

 大きな遊園地ではないが、ここで働くことに憧れていた。

 子供と接することは好きだし、あふれんばかりの笑顔で過ごす人を見るのも好きだ。

 体力に自信がありながらも、人見知りである俺には天職ともいえる仕事だ。

「写真一緒にいいですか?」

 普段、孤立している俺もここでは人気者。俺にとっても夢の世界だ。

 ただし中身が俺だとはいえないので秘密。

 暑い中でも、俺はキャラクターになりきって奮闘中。