話すな

見せるな

心を持つな

失敗するな

お前は何者でもない存在

誰かが、いつもそう言っていた

私の耳元で、優しく優しく

体にまとわりつくように

不快感が全身を覆って仕方がない

やめてやめてやめてやめてやめて

何度思い、叫んだことか

今となれば、感情すら感じない

ああ、心がないから感じないのか、、

「お前は不完全だ」

ほら、今日もまた

きた、きた、きた、、

あいつが来た