なんか変なの、、、、私が?

「入りなさい」

しばらくして帰ってきた返答は、とても短いものだった

…….え、いやいやいや。

いまの間はなんだったのよ!?

普通に現状説明してたけど、私の心の中モヤモヤでいっぱいだわ!

掠れたハスキーボイスかましやがって

「はい、失礼させていただきます」

どんなやつでも

「ふむ、君が転入生かね、受け答えが遅れてすまなかったな。電話をしていたのだ」

ぜったいに許さないからねー

そぅ、ぜったいに、………ゆるさ……

許すゎ!!!!!!

さっきと言ってることが違うって?

なんのことかしら!

よくお聞き!

こいつ!美形なのよ!!!

めちゃくちゃ。かっこいーのよ!

イケメンなのよーーー!!

所詮おじさんよ。とかおもって顔上げたらなんてこと!

おどろいたおどろいた

びっくりぎょーてんね

「いいえ、こちらこそ、お気がきかずに申し訳ございません。職員室がわからずに探し回っていたところ、偶然にも見つけ訪問させていただきました、、ですがやはり、職員室に一度お伺いすべきでした」

すこし俯き、顔を後悔に歪める

内心じゃ、やばいこの人かっこいー

としか思っていないのだけれどねっ!きらっ!

「そうだったのかね。君が悔やむことは何もない、気にせず、そこの椅子に座りたまえ」

ぷっ

いまのお聞きしまして?

さっきからずっと思っていたのだけれど、セリフが、、セリフが


臭い!臭すぎるわ!

笑い殺させるつもりなのかしら

かんべんしてちょーたいよー

「わかりました、でわお言葉通りに、座らせていただきます」