なんか変なの、、、、私が?

「それでは、お気をつけて行ってらっしゃいませ。黒刃様」

きーっと、小さな音を立て車が止まったのは、大きな門の前

執事の斗真がドアを開けて、手を差し伸べてきた

「ご苦労様、斗真いつもありがとね」

その手の上に自分の手を乗せて、車から降りる

あ、そういえば

寮生活で、しばらく会えないのを思い出し

少し心細くなった

そっと、斗真の髪を2、3回なで、じゃあねとつげる

「クロ様……」

私が斗真から離れようとすると、いきなり愛称で呼んでくるものだからビックリ

こうやって愛称で呼ぶのは、甘えたくて、可愛がってほしいときなのよね

「ふふっ、わかったわ」

私は、斗真の頬に手を添え、ゆっくり唇を重ねた

「んっ……」

何秒か重ねるだけのキスをし、一度はなれる

そしてまた、重ねる。

「は、、ぁ…、ふぅ 」

今度は、斗真の薄く開いた唇の中に自分の舌をさしだした

艶かしい音をたてながら、私は斗真の舌を絡めとる

「ふぁっ…....ぁぅッ!..とぉ、まっ」

腰に手を回してなでなでとかっっ!

初めてのことで思わず声をだしてしまった。

恥ずかしっ

でも、そんな気持ちを維持する余裕なんかない

斗真は、男らしく形の整った硬い唇をしているけど、舌は正反対に柔らかく生暖かい

その外と中の違いがとても気持ちいい

ほんと、癖になる