永遠の愛

-白石レナside-

はぁ、もうめんどくさい

質問答えるのめんどくさい

だからさっきの男には感謝してる

そう言えばさっきの男

どこかで…

あっ、そうだ

職員室行く前にぶつかった人だ

同じクラスなんだ

名前なんだっけ?

後で聞いてみよう

そう言えば助けてくれた男が注意?したらみんな一斉に静かになった

なんでだろ?不思議

しかもほぼみんな敬語だったし

でもなんか怖そうな人だったけど…

と私の目の前にまた人がきた

そして手を差し伸べた

「白石さん、私金城ユミって言うんだ。
ヨロシクね」

「あ、うん。ヨロシク。金城さん」

この子とは友達になれそうだ

「ユミでいいよ。レナって呼んでもいい?」

「うん、いいよ」

「あ、後で校舎案内しよっか?」

校舎案内。か

この子にしてもらおう

「うん、じゃあしてもらってもいいかな?」

「任せて!」

「ありがと、ユミ」

ここの学校でもやっていけそうだ
友達1人ぐらいいれば大丈夫だろうし

あ、そうだ

「ねぇ、私の隣の席の人名前なんて言うの?」

「ん?あぁ、谷山ユウだよ。女嫌いなのか男子以外と喋った所みた事ないよ。女子に怖がられてるの」

「そうなんだ。」

谷山ユウ

なんか可愛い名前


私の彼に対しての第一印象は怖い人。それと名前は可愛い。だった



まさか私がこの人とあんな関係になろうとはこの時はまだ思ってもいなかった