「…………」



「でも、コレ。
妃莉の誕生石のアクアマリンと俺の誕生石のルビーも入れてもらった、世界にひとつしかないお揃いだから」



そう言って碧くんは、妃莉の手からネックレスをとり、妃莉の首につけてくれた。



「うん。
すごく可愛い。
妃莉に、よく似合ってる」



「ほんと? ほんと?」



「ほんと。
すごく可愛いよ」



碧くんは、妃莉の頭を撫でてくれた。



「えー、じゃー。
碧くんも付けてみて~」