「……なんで妃莉が、俺のベッドの中にいるんだよ」 うとうと眠る妃莉の耳に……。 なんだか、前にも聞いたことがあるような言葉が落とされた。 「うぅっ……。 まぶしいよぉ……」 ふにゃっと眠い目をこすって見ると、消したはずの明かりがついていて……。 ベッドの横で、碧くんが妃莉を見下ろしていた。 「碧くん、先に寝てていいって言ったから……」 「いやいや、それは。 “自分のベッドで”って意味だろ。 どう考えても」