「あ、うん……」



「俺、こっちのシャンプーの香りの方が好き」



ちょっとだけ、濡れた髪に触られる。



後頭部に手を添えられて、くんくんっと碧くんに匂いをかがれた。



う、わ~。



どうしよ……。



こんなの、ものすごく……ドキドキするよ。



碧くんが……すごく近い。



顔が、ぶわっと赤くなっちゃう。