そっかぁ……。 センパイのお家にお邪魔してたら……。 碧くんも安心するんだ。 みんなにも、迷惑がかからないんだぁ。 「ありがとうございます。 センパイ……。 妃莉、すごくうれしいです」 歩き始めたセンパイの制服のすそを、少しだけ引っ張った。 「……え?」 驚きというか、困惑というか……目を見張る小嶋センパイ。