「『おまえを、一番、信用してる』 ……って、言われてもな~」 “特大特別! 超ボリュームワッフル”をもしゃもしゃ食べながら、小嶋センパイは妃莉の顔を見た。 「多少は、卑怯な手でも使わないと……。 俺が、碧に勝てるわけないじゃんね~。 妃莉ちゃん?」 「……え?」 いちごを口の中に入れながら、センパイを見た。 「ほーんと、人がいいよなー。 碧も。 こーんな俺に、大事な妃莉ちゃんを任せるなんて~。 詰めが甘すぎ!」