「うっわ~。 すっごい並んでる~! 妃莉ちゃん。 1時間待ちだって~!!!」 碧くんがバイトしてるカフェの前。 小嶋センパイが、うんざりしたような声で言った。 「マジか~。 この列に並ぶのか~」 腕組みをして、行列を凝視する。 「あっ……。 えっと……。 ごめんなさい……」 「……は? なんで妃莉ちゃんが謝るの?」