切ない表情を浮かべたのは、一瞬で……。 「んーと。 それじゃあ、どこに行こうかな~? ふふん……ふ~ん♪」 駅に着くと、鼻歌を歌いながら、小嶋センパイは電車に乗った。 「妃莉ちゃんも、一緒に買っちゃう?」 「……え?」 「母の日のプレゼント~♪」 妃莉とおしゃべりしつつ……。 吊革につかまった小嶋センパイは、片手でスマホもいじりだした。