よしっ。 碧くん、シャワーを浴びてるな……。 この隙に、先に朝ご飯を食べちゃおう。 こそこそこそ。 碧くんがシャワーを浴びているのを確認して、妃莉は、急いでリビングに向かった。 「おはようございます」 お手伝いの美由紀さんにごあいさつして、席につく。 「おはようございます。 妃莉お嬢様。 お飲み物は、紅茶とコーヒー、どちらになさいますか?」