『でも、俺は。
妹とか思ったこと、一度もないから』



そんな風に。



妃莉がお兄ちゃんって思ってる前提で話を進める。



そのあげく……。



『俺の部屋には、もう、来んな』



……って、言うなんて。



碧くん、いったい、どうしちゃったの?



前は、そんなこと、言わなかったのに。



ギュ―しても、優しく頭をなでてくれたし。