胡蝶を抱える黒炎を恨みがましい目で白玖と氷呀は見ていた。
氷呀も充分にうっとおしいが、それを上回るほどに、白玖の拗ね方が異常だった。
「なんで黒炎に懐くんだ…」
胡蝶を大事そうに抱える黒炎を恨めしそうにみつめながら後ろをついていく白玖。
普段は絶対敬語を使うくせに、胡蝶には使ってないし、甘いし…
胡蝶も胡蝶で、黒炎にはベタベタだし…
今まであまり女と関わってこなかった白玖にとって、この気持ちはとても理解し難いものだった。
「明日、胡蝶が起きたら俺が1番に話すんだ…」
他の2人も、密かに同じことを心に決めていた。


