色素の薄い、碧がかった髪に、切れ長な目。白い着物を少し着崩した男が胡蝶の姿を捉えた。 「あぁ、胡蝶か」 「あ、あの…」 「そんなに怖がるなよ、取って食いやしねえから。ほら、隣に来いよ。」 自身の隣をぽんぽん、と叩くこの男はとても気さくそうだった。 「じ、じゃあ、失礼します…」 男の隣にちょこん、と腰かけ、夜空を見上げた。 無数の星たちが瞬いて、月が優しく照らしている。