ひとしきり騒いだところで、疲れてきたので1人、風にあたろうと思い外に出た。 そこには先客の姿が… 「ん、誰だ?」 そっと踵を返そうとしたとき、気配に気づいたらしいその妖怪がこちらを振り向いた。 「え、あっ…あの…」 月に柔く照らされたその顔に胡蝶は思わず息を飲んだ。