黒炎様が淹れてくれたお茶はとても美味しかった。 着物も、すべすべしてきもちいい… 「あの、ありがとうございますっ」 改めて黒炎様にお礼を言い、頭を下げる。 「いえ、これくらいのこと、何でもありませんから」 おずおずと頭を上げると、少し困り顔の黒炎さんの顔。 「兄さまみたい…」 「え?」